2025年12月11日、璃月の伝説に語られる新プレイアブルキャラクター「兹白(ズーバイ)」の情報が解禁されると同時に、『原神』コミュニティは一つのキーワードで持ちきりとなりました。それが、長らく憶測されてきた**「月結晶」**という新たな元素反応の可能性です。ズーバイの神秘的なビジュアル、特に彼女のデザインに含まれる「月の輪」のような意匠が、既存の元素反応である「結晶反応」の強化、あるいは全く新しい元素反応の導入を強く示唆しているとして、SNS上では熱狂的な考察が繰り広げられています。
この記事では、声優の村瀬歩さんを含む多くのユーザーが言及している「月結晶」の可能性と、それがテイワットの戦闘環境、特に岩元素キャラクターにもたらす影響について、Twitter(X)の具体的な反響を基に深く掘り下げます。
1. ズーバイと「月結晶」の関連性
公式から発表されたズーバイは、璃月の「白馬の仙人」という高貴な設定を持ち、そのビジュアルは白と淡い色合いを基調とした、優美で神秘的なものです。デザインの随所に「月」を連想させるモチーフが散りばめられており、これが「月結晶」というワードを呼び起こすトリガーとなりました。
1-1. 声優も反応!コミュニティの興奮
「マジで月結晶くるの?????おん???」という声優の村瀬歩さんのポスト(X投稿)に見られるように、この話題はファンだけでなく、ゲームに深く関わる著名人をも巻き込んでいます。村瀬さんの言及は、過去に別の声優が「月結晶」について言及していたという憶測(「某真君のガッツポーズが浮かぶ」)とも繋がり、単なるファンの妄想ではない、**公式側からの伏線回収**ではないかという期待値を最高潮に高めています。
また、「次のラジオ1月号は多分前野さんか村瀬さんいたら絶対月結晶の話してる」といった、続報を待望する声も上がっています。
1-2. ズーバイと既存キャラクターとの関係
ユーザーは、ズーバイが持つ神秘性や「月の輪」の意匠から、彼女が時間や時の神「イスタロト」といったテイワットの根源的な存在、あるいは「ナド勢」(過去のキャラクター設定に深く関わる存在)と関連するのではないかと推測しています。彼女が璃月出身であることからも、岩元素との関わりが深く、元素反応のアップデートの鍵を握っていると考えられています。
2. 「月結晶」がもたらす性能議論
もし「月結晶」が実装された場合、現在の戦闘環境にどのような影響を与えるのか、ユーザー間では具体的な性能に関する議論が白熱しています。
2-1. 岩元素/結晶反応の強化への期待
現在の岩元素は、他の元素(特に草元素)のように強力な二次反応を持たず、元素シールド生成に留まる「結晶反応」が評価のネックとなることがありました。「月結晶」がこの既存の結晶反応を強化する、あるいは上書きする形で導入されれば、岩元素キャラクターの評価は一変します。
- **荒瀧一斗の時代再来?:** 「時代は月結晶荒瀧一斗です。本当にありがとうございます。」といったポストに見られるように、結晶反応を起点とする強力なアタッカーである荒瀧一斗や、ナヴィアといった既存の岩元素キャラクターの強化を望む声が非常に多いです。
- **新反応の仕様:** 「水と岩の反応に限った何かなんだろうなって思う。月反応って超開花や激化がないのを見ると、水が直接影響する反応のみだしな」という鋭い考察もあり、草元素反応のように複数の元素が関わる複雑な反応ではなく、岩元素と特定の元素(水元素や氷元素など)が組み合わさる限定的な強化反応になる可能性も指摘されています。
2-2. 懸念とシステムの公平性
一方で、懸念の声も上がっています。「正直月結晶というか結晶反応の強化は キャラ依存ではなく普通に結晶自体の 仕様変更を入れて欲しかった」という意見に見られるように、もしズーバイという**特定のキャラクターを編成しないと「月結晶」が発動しない仕様**であれば、それは「岩元素全体の強化」ではなく、ズーバイを中心としたパーティ編成の強制となるため、システムの公平性を問う声も存在します。
過去にニィロウが特定の水/草パーティでのみ強烈な効果を発揮した例があるため、ズーバイが「ナヴィアがネフェルの時のニィロウの二の舞になる」ような、限定的なキャラクターでなければ活用できない環境になることを危惧する声も出ています。
3. まとめと今後の展望
璃月の新仙人「兹白」の公開は、彼女の圧倒的な美しさだけでなく、ゲームシステム全体を揺るがす可能性を秘めた「月結晶」というキーワードと共に、大きな議論を巻き起こしました。岩元素の救済となるのか、あるいは新たな環境キャラクターを生み出すのか。コミュニティの熱狂は、ズーバイの元素やスキル詳細が公開されるまで続くでしょう。
ファンは、ズーバイが岩元素キャラクターの不遇を打破し、テイワットの元素反応の常識を塗り替える「白馬の仙人」となることを強く望んでいます。今後の公式発表に、引き続き注目が必要です。

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